千葉市が施行する千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業B工区の再開発施設が完成し、3月31日に公園棟屋上の新千葉公園で竣工式が開かれた。新日本建設と緑栄会(千葉市、入江康文理事長)で構成する特定建築者が、3棟総延べ2万3183㎡の施設を建設した。設計は新日本建設・東急設計コンサルタント・久米設計・清水建設JVが担当し、商業棟と公園棟を新日本建設、病院棟を清水建設・新日本建設JVが施工した。施設の大半は4月1日にオープンした。これによりA工区を含む同再開発事業の施設がすべて完成した。
続いて熊谷市長、新日本建設の金綱一男会長、入江理事長、東急設計コンサルタントの大野浩司社長、清水建設の三澤正俊常務千葉支店長がテープカットした。
40年ほど前から関わってきたという金綱会長は「大変感慨深い」と語り、今後のまちづくりについても「市が発展できるよう協力したい」と述べた。
B工区エリアの名称は「ウェストゲート千葉」。商業棟「新日本EXビル」はRC造15階建て延べ8119㎡、公園棟「新千葉公園ビル」はS造3階建て延べ1503㎡、病院棟「三愛記念病院」はRC造9階建て延べ1万3560㎡。商業棟にはカラオケ店、調剤薬局、保育園、クリニック、スポーツクラブ、77戸の賃貸住宅などが入る。建設地は千葉市中央区新千葉2丁目の一部。
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