新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的に、群馬県建設業協会(青柳剛会長)が作成した注意喚起ポスターに、他県から多くの反響が寄せられている。イラストを交えながら要点をまとめた協会ポスターの分かりやすさから、「ぜひ使わせてもらいたい」などの依頼が各地の業界団体や企業からきている。近隣の県だけでなく、関西や、遠くは離島の東京・八丈島からも要望が届いている。
群馬建協は2月下旬以降、国の動向などを踏まえながら、予防対策を呼び掛けるポスターや国土交通省が出した通達のポイントを抽出・解説したチラシなどを順次作成し、会員企業に提供してきた。
それらは、協会のホームページやツイッターなどでも広く発信している。日ごろ接点のない他県の団体や企業が、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じて群馬建協の好事例に触れた形だ。
群馬建協は各地からの依頼に対して転用を快諾、ベストプラクティス(成功事例)の水平展開につなげている。青柳会長は「これからも業界団体としてやれることを考え、実行していく。今回のケースは、SNSを活用した非常時における広域支援の1つの形といえるのではないか」と話している。建設業界への影響も拡大する中、それぞれの企業や団体が取り組む工夫などを広く共有し、オールジャパンでこの難局を乗り切る姿勢が求められている。
公式ブログ
【オールジャパンで乗り越える】群馬建協の新型コロナ注意喚起ポスターに全国から利用依頼
[ 2020-04-16 ]