【建設業の現状・魅力伝える】中村建設が改修工事中の奈良朱雀高でインターンシップを開催 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【建設業の現状・魅力伝える】中村建設が改修工事中の奈良朱雀高でインターンシップを開催

 中村建設(中村光良社長)は、同社がJV代表を務める奈良県立奈良朱雀高校(奈良市柏木町)の耐震・大規模改修工事の現場でインターンシップを実施する。2021年1月までに計15回の実施を予定しており、同高校の建築工学科の3年生4人が座学や体験学習を通じ、建設業の現場での仕事をひととおり学ぶ。初日の23日には、中村社長が現場を訪れ、建設業の現状や魅力について語りかけた。

中村社長(中央)が現場を訪れ激励した


 インターンシップは、奈良県教育委員会からの委託事業となる。同社ではインターンシップを継続的に実施しているが、今回のように長期間にわたる手法での実施は初めて。

 実習は中村社長を囲む形でスタート。この学科を選んだ理由について聞くと、生徒のうちの1人が「はじめは設計士になりたかったが、いまは現場監督に興味がある」と答えた。中村社長は現場監督について、「エンジニアと捉えられているが、実際はプレジデントでもある。現場では多くの人が仕事をする。その中で完成した建物を指差して、『あれは俺が建てた』と言えるのは唯一、現場監督だけだ」と持論を語った。

 また、建設業が社会でどのような役割を果たしているかも説明し「建設業は人間が人として生きていくために必要なものをつくる。自信を持って、胸を張って頑張ってほしい」と激励した。

 この後、管理グループで教育・採用を担当している正木千佳さんが、プロジェクターを利用して建設業の仕事について講義した。

 次回以降は、現場所長や先輩社員による安全についての講義や3DCADの体験など、盛りだくさんのプログラムを予定している。

 実習現場となる工事は中村建設・大倭殖産・森建設JVが担当。概要は、教室管理棟18(RC造5階建て延べ3219㎡)、同19(RC造4階建て延べ2152㎡)の耐震改修と大規模改修工事。設計は桝谷設計が担当した。工期は2021年3月17日まで。

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