【的確な行動を】鹿島東北支店が防災訓練 東日本大震災の経験踏まえ復旧にいち早く対応 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【的確な行動を】鹿島東北支店が防災訓練 東日本大震災の経験踏まえ復旧にいち早く対応

 鹿島東北支店(勝治博常務執行役員支店長)は27日、東日本大震災での経験を踏まえ、宮城県沖地震を想定した防災訓練を実施した。

地震体験車を使っての初動行動確認

 訓練では、地震発生後に支店ビル内の火災の有無や津波の発生状況を確認。ビル内の安全が確認された後、即座に「東北支店震災対策本部」を設置し、社員の安否状況や施工中現場、竣工物件の被災状況、物資備蓄状況などを確認した。
 このうち安否確認では、主に携帯電話やスマートフォンを使い、「従業員安否システム」への家族を含む安否情報の登録訓練を実施。施工中現場の被災状況については、インターネット回線を利用した「災害時現場速報システム」「オンラインハザードマップ」を中心とした被災情報収集のほか、震災対策本部から現場の状況に応じた指示出し訓練に取り組んだ。
 さらに、支店で備蓄している水や食料、燃料などの救援物資の在庫を点検し、必要物資の判断と使用準備・調達・運搬の連携体制なども確認した。
 これに先立ち26日には、自衛消防隊を中心とした消火訓練のほか、地震体験車「ぐらら」による地震発生時の初動行動を確認した。
 訓練終了後、勝治支店長は「今回の防災訓練を踏まえ、社員の安否、現場の被災状況、得意先の動向に注意し、復旧工事にいち早く対応できる体制を整えてほしい。豪雨災害に対しても的確に行動しなければならない」とコメントした。

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