【異常をいち早く検知】応用地質ら開発の冠水センサ付きボラード 静岡県内で実証試験開始 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【異常をいち早く検知】応用地質ら開発の冠水センサ付きボラード 静岡県内で実証試験開始

 応用地質は、サンポール(広島市、山根以久子社長)、ユアサ商事と共同開発した「冠水センサ付きボラード(車止め)」を、静岡県内に設置し、実証試験を開始した。冠水検知情報を道路管理者や関係機関に通知し、道路パトロールや通行止めなど、道路管理オペレーションへの有効性などを検証する。期間は9月から1年間としている。

国道136号に設置された冠水センサ付きボラード

 冠水センサ付き車止めは、身近な社会インフラとして定着しているボラードに水を検知するセンサーと通信機を内蔵。あらかじめ設定した水位に達すると冠水を検知する。今回新たに、パトロール水位と通行止め水位など、2段階の深度で水位を設定・検知できる機能を追加した。
 今回の実証試験では、同県の協力を得て、函南町内の国道136号に冠水センサ付きボラードを2基設置。さらに今後の台風シーズンに備え、9月末までに2カ所増設し、同町と伊豆の国市内の計4カ所で運用を開始する予定だ。
 3社による実証試験は京都府福知山市、千葉県浦安市に続いて3カ所目となる。

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