【10月10日より】結成から100年 「分離派建築会」の足跡をたどる展覧会がスタート | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【10月10日より】結成から100年 「分離派建築会」の足跡をたどる展覧会がスタート

 日本で最初の建築運動とされる「分離派建築会」結成から100年がたつのを記念した展覧会が10月10日から12月15日まで、東京都港区のパナソニック汐留美術館で開かれる。
 分離派建築会は、1920年に東京帝国大学 (現東大)建築学科卒業をひかえた石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守の同期6人により旗揚げされ、「過去の建築圏からの分離」を宣言。「建築は芸術だ」と世の中に問いかけた。その後、大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が参加し、1928(昭和3)年まで、展覧会活動や出版活動を展開し、新しい建築のあり方を模索した。

 今回の展覧会では「分離派建築会100年展 建築は芸術か?」と題し、図面や模型、写真、映像、関連する美術作品などを通じて、変革の時代を駆け抜けた9人の建築家が日本の近代建築の歩みの中で果たした役割を解き明かしていく。

 同美術館などが主催し、後援は日本建築学会日本建築家協会(JIA)、ドコモモ・ジャパン (DOCOMOMO Japan)、建築史学会、港区教育委員会。山口文象が設立したアール・アイ・エー、石本喜久治が設立した石本建築事務所、山田守の流れを汲む山田綜合設計が協賛する。

 入場料は一般800円、65歳以上700円、大学生600円、 中・高校生400円、 小学生以下無料。 10月31日と11月8日にはシンポジウムも開催される。

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