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【スピード感が大事】三豊AI開発社長 武智大河さんに聞く 高専生がベンチャーを起業した理由

最終更新 | 2020/10/02 15:28

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 香川県三豊市にAI(人工知能)開発のベンチャー企業「三豊AI開発」が誕生した。社長を務めるのが国立香川高等専門学校の専攻科に通う武智大河さん、21歳。老朽化する送電線インフラを主戦場に、点検技術を通じて社会貢献する。そのためには「スピード感が大事だ。待っていると技術は追い越されてしまうので、できるだけ早く発信したかった」と起業を決断、8月19日に設立した。学生と社長の“二足のわらじ”を履く武智さんに、AIの可能性やビジネスの方向性を聞いた。

武智大河さん


 香川高専に進学したきっかけは、小さいころにテレビで見たというNHK全国高等専門学校ロボットコンテスト。その魅力に取り付かれ、「全国優勝するには強豪校として名を馳せる香川高専・詫間キャンパスでなければいけなかった」と振り返る。その目標は、洗濯物を自動で干すというアイデアで挑んだ2019年コンテストで全国優勝を果たし、成就した。

 本科を5年で卒業し、就職や大学編入を選択する学生が多い高専。「自分も5年で就職しよう」と考えていた心を「知識を深めていきたくなった」に変え、2年制の専攻科に進む転機となったのが、全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(通称DCON)の19年大会だ。『ディープラーニング(深層学習)×ものづくり』によってビジネスを創出する場で、「これまでは技術を伝えるだけだった。(この大会で)投資家にプレゼンして、架空ではあるが企業評価3億円、投資総額3000万円という評価を受けた。ビジネスというジャンルでは自分たちの技術を自分たちで広めていくことができる。それには起業するしかない」と決心した。

 専攻科1年目で同社を立ち上げた。送配電用機器などを製造・販売するテクノ・サクセス(高松市)と送電線の損傷具合が撮影できるロボットを共同開発してきた。三豊AI開発は、取得したデータを解析し、その結果をインフラ管理者に提供して収益を得る。「まずはソフトウェアの開発と提供で、将来的にAIとコラボしやすいハードウェアも手掛けたい。手動で取り付けている点検ロボをドローンが替わりにできれば」と将来像を描く。

走行しながら送電線の外観を全方位から撮影できるロボットを共同開発


 AI研究の第一人者である松尾豊東大大学院教授を始め、「サポートしてくれるスタッフに支えられてきた。いまは自分の会社として独り立ちする」との思いを温める。「三豊市は第2のふるさとであり、恩返しの気持ちも込めてこの地に設立した」と明かす。「技術者が力を最大限発揮できる環境づくりを目指し、ビジネスを軌道に乗せた後は、起業を志す高専生をサポートできる会社に成長させたい」とも。

 インフラの老朽化が進む一方、技術者不足に悩む管理者は多い。「点検は追いついていないが、安全のために“とりあえず交換”」といった無駄な維持コストもある。「本当に必要なところにリソースを回すことで、効率良く維持できるのではないか」と考える。「AIは人間では起こりうるミスを限りなくゼロに近づけることができる」可能性を持ち、「電線は1つのテーマ。このほか地元から解決するソリューションを展開し、周辺自治体に、さらには日本中に広めたい」と意気込む。

 「趣味は部屋の電気の自動化やエアコン温度の自動調整。最近はジャンク屋で購入した自動掃除家電を修理した」と言うほど根っからのロボットマニアだが、根底にあるのは「生活を便利にする」という発想だ。AIが発達するには「人間から寄り添うことが大事。共存できる“フレンドリーな社会”への理解が深まること」を期待し、「そこに自分たちの技術を実装することで貢献したい」という。

 高専で武智さんの指導に当たる三崎幸典電子システム工学科教授は「高専卒で自ら会社を起こす人が出てくるのが夢だった。チャンスは学生時代にある。これからも出てきてほしい」と期待。武智さんも「アドバイスできることはしていきたい。興味があることには挑戦してほしい」とエールを送る。

ビジネスに興味を持つきっかけとなったDCON2019(一番右が武智さん)

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