【施工現場デジタル化】大和ハウスとNEC 複数施工現場を遠隔管理する実証実験を開始 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【施工現場デジタル化】大和ハウスとNEC 複数施工現場を遠隔管理する実証実験を開始

 大和ハウス工業とNECは、1日から施工現場のデジタル化に向けた遠隔管理の実証実験を始めた。大和ハウス工業の本社や東京本社、福岡支社など全国10カ所の事業所に戸建て住宅の施工現場を遠隔管理できる「スマートコントロールセンター」を設置し、複数の施工現場映像や作業員のデータを一元管理する。

 各センターでは、常時5カ所の施工現場の品質管理や安全管理などを遠隔で実施できる。施工現場の映像をNECのAI(人工知能)技術で分析し、工事の進捗管理や作業員の安全性向上、健康管理についてのデジタル化と、その有効性を検証する。2020年度の対象現場数は約200カ所。

 大和ハウス工業は、21年4月以降、順次、遠隔管理の対象を戸建て住宅だけでなく店舗や物流施設などの大型施設の施工現場まで拡大することで、現場監督者の作業効率を3割向上する。一方、NECは21年度中を目標に、施工現場の遠隔管理機能を汎用化し建設業界への展開を目指す。

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