【本】世界で最も売れているPPP実務書『インフラPPPの理論と実務』 長大社員ら翻訳で発刊 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【本】世界で最も売れているPPP実務書『インフラPPPの理論と実務』 長大社員ら翻訳で発刊

 世界で最も売れているPPPの実務書を翻訳・出版するプロジェクトに長大の社員4人が参加。2年半にわたる翻訳作業を経て、800ページを超える重厚な専門書籍『インフラPPPの理論と実務』として19日に発刊される。

 原書である“Public-Private Partnerships for Infrastructure(2nd Edit):Principles of Policy and Finance”は、プロジェクトファイナンスやPPPの分野で世界的な権威であるエドワード・R・イェスコム氏とエドワード・ファーカーソン氏によって2018年6月に上梓された。インフラ分野におけるPPP活用に必要な知識と海外事例での経験を官民それぞれの視点から分かりやすく詳述。

 民間事業者にとって海外でのインフラ投資の実務をどう進めていけばいいのかを具体的かつ詳細に示し、公共機関にとっては海外での民間活用・PPP事業の事例や適切にインフラ事業を進めていくための実施方法を明示している。

 翻訳プロジェクトには、長大から加藤聡執行役員経営企画本部エグゼクティブ・マネージャー兼経営企画部部長、宗広裕司海外事業本部グローバル事業推進部部長兼社会創生事業本部新エネルギー技術部副技師長、美濃部順一郎海外事業本部海外営業企画部営業企画課課長兼マニラ駐在員事務所所長、大浦雅幸海外事業本部グローバル事業推進部課長兼長大フィリピン・コーポレーション社長の4人が参加。デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、国際協力機構(JICA)、西村あさひ法律事務所、渥美坂井法律事務所の有志13人とともにインフラPPP研究会を結成し18年6月から原書の翻訳作業を進めてきた。監訳者は佐々木仁氏(デトロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー)。

 企業の海外PPPプロジェクトへの参加や、国内でのPPP・PFIの制度強化、案件推進に格好のガイド本となる同書は28章で構成され、A5判840ページ。定価8000円+税。出版社はきんざい(金融財政事情研究会)。

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