【建設技術フェア2020in中部】ジェコスも出展 技術・事業開発委員会考案の新商品を披露 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【建設技術フェア2020in中部】ジェコスも出展 技術・事業開発委員会考案の新商品を披露

 ジェコスは14、15の両日、名古屋市の吹上ホールで開かれた建設技術フェア2020in中部に展示ブースを設け、新覆工板締結金具「ジェコスロック」やコラム切梁システム「Eco(エコ)ラム工法」などを披露した。

川森中部事業本部長(左)と鈴木副社長


 新商品のジェコスロックは、専用のソケットで押し下げ、締め付けるだけで覆工板の締結ができるため、従来の金具に比べて所要時間が大幅に短くなる。さらにバタつきも抑えられるので、騒音などが心配な都心部や住宅地などでの活躍が期待されている。

 また、Ecoラム工法は、座屈性能が高いコラム(角形鋼管)を切梁として使うことで、中間杭の省略・削減を実現した。工期短縮や安全性・作業性向上などにつながることが評価され、16年度に国土技術開発賞を受賞している。

 これらの製品・技術はJFEグループの関係者を交え月に1度、同社が開催している技術・事業開発委員会の活動によって誕生した。

 会場で同社の鈴木章夫副社長は「この委員会は現場で働く人たちの負担を少しでも軽減しようと、約10年前に始まった。これからも国連の定めたSDGs(持続可能な開発目標)などを念頭に社会に貢献していきたい」とし、川森陽一中部事業本部長は「中部エリアではリニア開業を控え、基盤整備が進んでいる。頻発する自然災害への対応や業界の担い手不足などの課題にわたしたちの技術を役立ててほしい」と語った。

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