【柔軟性など評価】高砂熱学イノベーションセンターが「CASBEE-WO」最高評価Sランク取得 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

公式ブログ

【柔軟性など評価】高砂熱学イノベーションセンターが「CASBEE-WO」最高評価Sランク取得

 高砂熱学工業、三菱地所設計、竹中工務店は、1月に竣工した「高砂熱学イノベーションセンター」(茨城県つくばみらい市)が、建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の日本版健康建築性能評価制度「CASBEE-WO(ウェルネスオフィス)」の最高評価「Sランク」を取得したと発表した。さまざまな利用者・シーン・規模を想定した柔軟性のあるレイアウト、コミュニケーションを誘発する工夫、太陽光発電・蓄電池・木質バイオマスガス化発電機などの再生可能エネルギー活用設備を災害対応時にも自立運転できることなどで、高い評価を得たという。

つくばみらい市に竣工したイノベーションセンター


 同センターは、S造2階建て塔屋1層延べ約1万1800㎡の規模で、本社機能の一部である企画・開発部門と研究施設を集約した研究開発拠点。基本設計と監理は三菱地所設計、実施設計の意匠と構造を竹中工務店、設備を三菱地所設計、施工は竹中工務店(建築と空調設備を除く設備)と高砂熱学工業(空調設備)が担当した。

 運用段階でオフィス棟はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)、敷地全体(施設全体)ではNearly ZEBを目指している。これまでにBELS認証制度(建築物省エネルギー性能表示制度)の「☆5」でNearly ZEB、国際的な建築環境性能評価システムの「LEED V4 BD+C New Construction」でゴールドの認証を取得している。

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら