【神戸に登場】ここから新しいコト始まる フェリシモ新本社ビル「Stage Felissimo」竣工 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【神戸に登場】ここから新しいコト始まる フェリシモ新本社ビル「Stage Felissimo」竣工

 大手通販会社のフェリシモ(神戸市)が建設を進めてきた新本社ビル「Stage Felissimo」が完成し、8日に現地で竣工式が行われた。オフィススペースや多目的ホールのほか、神戸港を見渡す眺望を生かしたカフェテリアやミュージアム、デッキなど共用アメニティースペースを備えたインテリジェンスビルが誕生した。規模はS造8階建て延べ8548㎡。設計・監理を石本建築事務所、施工を錢高組が担当した。

神戸港を見渡す眺望を生かした


 神事では、フェリシモの矢崎和彦社長、石本建築事務所の長尾昌高社長、錢高組の錢高久善社長らが玉ぐしをささげ、工事の無事完成を祝った。

玉ぐしをささげる矢崎社長


 エントランスでのテープカットの後、矢崎社長は「私どもは『しあわせ社会学の確立と実践』を経営理念としており、この建物の中には幸せを増幅させる『企み』をたくさんインストールしている。ここから新しいコトが始まる。すばらしい建物を完成させてくれた、石本建築事務所ならびに錢高組の皆さまに感謝申し上げる」とあいさつし、感謝状を贈呈した。

写真中央が矢崎社長、右から二番目は長尾社長、右端が錢高社長


 これに対し施工者側を代表して、石本建築事務所の長尾社長が「矢崎社長の理念に共感し、2年前にプロジェクトに参画した。良いコミュニケーションをとりながら今日のこの日を迎えられたことを感謝したい」と謝辞を述べた。

 最後に錢高組の錢高社長が「施工のみならず、設計コンセプトにおいても大いに学ばせていただいた現場だった。コロナ禍など関係者皆さまの協力で乗り切ることができた」と述べ、地元神戸の日本酒で乾杯し、竣工の喜びを分かち合った。

 建設地は神戸市中央区新港町7-1。神戸開港150周年を記念してウォーターフロント地区で進められている「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」プロジェクトの一角に位置する。

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