舞台上演されたミュージカル作品を改めて映像編集し直し、実際の観劇に劣らない感動をスクリーンで「アーカイブ上映」によって届けようという、これからの舞台芸術の可能性を探る試みが5日から9日まで、東京都世田谷区のiTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズであった。文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」の一環として、東急とシアターワークショップが主催したもので、5日間で延べ293人の観客が訪れた。
このミュージカルは、早大ミュージカル研究会OB・OGを中心に結成された劇団、Tip Tapのオリジナル作品「Play a Life」で、1月23日から25日にかけて渋谷区のヒカリエホールで上演したほか、二子玉川ライズでも同時にライブ配信上映した。
今回、さらにアーカイブ上映として、350インチスクリーンでの4K映像配信により臨場感あふれる観劇体験を提供。
「今を生きる」というテーマとともに、まさにコロナ禍に生きる人々へのエールを送る作品に観客は魅了されていた。