【8Kの可能性を体感】富士山防災に赤色立体地図 アジア航測「共鳴するメディア展」に協力 | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

公式ブログ

【8Kの可能性を体感】富士山防災に赤色立体地図 アジア航測「共鳴するメディア展」に協力

 日本放送協会(NHK)とオーストリア・リンツ市に本拠を置くメディア・アートの世界的な研究機関アルスエレクトロニカ・フューチャーラボとの企画展「共鳴するメディア ビジュアライゼーションの可能性」が東京都渋谷区のNHKプラスクロスSHIBUYA(渋谷スクランブルスクエア14階)で開かれている。新たな世界を可視化し、人々の心や社会と共鳴するメディアである8Kビジュアライゼーションの可能性が体感できる、この展示イベントではアジア航測が固有技術である赤色立体地図で技術協力している。

 会場では、電子顕微鏡でのぞいたような極小の粒、極大な群の世界をインタラクティブに楽しめる日本の若手アーティストによる8Kの作品と、地球の周りを回る人工衛星や宇宙ゴミの軌道を詩的に描いたドイツのアーティストグループの8Kの作品を展示。

 さらに新型コロナウイルス感染拡大のビッグデータを8Kで詳細に可視化したインタラクティブのコンテンツや、細胞内でウイルスが増殖する様子を世界で初めて8Kでとらえた映像、富士山の地形を8K赤色立体地図で可視化した防災研究、ロサンゼルスを拠点とするアーティストによる、国際宇宙ステーション(ISS)から送られてきた120万枚の地表の画像を基に、AI(人工知能)を駆使して作成した幻想的な絵画の8K動画作品などを展示しているほか、東日本大震災を経験した3人が紡ぐ言葉を軸に、8Kモニター6台を使ったインスタレーションの展示もある。

 会期は31日まで。開館時間は午前11時から午後6時30分。



建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら