【防災・減災の先進的サービス創出】災害に強いスマートシティー実現へ 東京海上と応用地質 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【防災・減災の先進的サービス創出】災害に強いスマートシティー実現へ 東京海上と応用地質

 東京海上日動火災保険と応用地質は、自然災害に強いスーパーシティー・スマートシティーの実現に向け、先進的な防災・減災サービスを創出する戦略パートナーとして覚書を締結した。

 自然災害領域での両社の強みを生かし、災害情報プラットフォームの構築を共同で進めるとともに、自治体や企業向けにデータを活用した災害の事前対策や再発防止などでの新たなリスクソリューションや保険商品などを開発する。スーパーシティーやスマートシティーに取り組む自治体や企業と連携し、実際の都市に新たなサービスを実装していく考えだ。

 主な協業内容として、東京海上日動が持つリスクマネジメントや危機管理に関するノウハウ、応用地質が保有する地盤や自然災害に関する最新のビッグデータ解析・モニタリング技術など両社の強みを生かしながら、スーパーシティー・スマートシティー向け先進防災サービス開発と、IoTセンサーや災害ビッグデータを活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。

 この中では、災害時に誰一人取り残さない地域社会を実現するため、連携する自治体や民間企業が保有するデータを適切に管理・活用し、ICTやIoT(モノのインターネット)を活用した先進的な防災サービスの開発と社会実装を目指すとともに両社が保有する災害に関する膨大なデータや防災IoTセンサーを活用して自然災害リスクに関わる事前調査、発災時の状況把握や被害推定、損害査定などの高度化といった新たな防災・減災ソリューションの開発に取り組むとしている。


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