【我が国初の専門職大学】芸術文化観光で地域活力創出 兵庫県 | 建設通信新聞Digital

4月25日 木曜日

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【我が国初の専門職大学】芸術文化観光で地域活力創出 兵庫県

教育研究棟


 兵庫県が建設を進め、4月に開学した「芸術文化観光専門職大学」の開学記念式典が4日、豊岡市の現地で開かれた。芸術文化と観光の視点から地域の活力を創出する専門職業人の育成を目指す日本初の大学として、大きな注目を集めている。

 設計は兵庫県県土整備部住宅建築局営繕課・設備課と東畑建築事務所、監理は同局営繕課・設備課、施工は建築工事が大鉄工業・福井建設・川見建設JV、電気設備工事が藤井電機・東和電気工事JV、機械設備工事をダイダン・三神工業JVが担当し、ことし2月に竣工した。

平田学長

 式典は、新型コロナウイルス感染防止策を徹底した上で行い、大学や県の関係者、地元自治体の首長、施工関係者などが集い、新しい大学の誕生を祝った。

 劇作家でもある同大学の平田オリザ学長が「『地域が何を必要としているか』を考えることができる人材を育成し、名実ともに世界から尊敬されるオンリーワンの大学をつくりたい」と謝辞を述べた。続いて、兵庫県公立大学法人の五百旗頭真理事長もあいさつした。

 来賓の井戸敏三兵庫県知事は「但馬地域の人々の4年制大学を開学するという夢が実現した。地域の人から愛され、育ててもらい、期待に応える大学になってほしい」と祝辞を述べた。

井戸知事

 第2部では、五百旗頭理事長の記念講演と、平田学長と兵庫県立美術館の蓑豊館長による対談が行われた。
 規模は教育研究棟がS造4階建て(渡り廊下、大庇含む)延べ9044㎡、実習棟がRC造2階建て延べ3587㎡。建設地は兵庫県豊岡市山王7-52。


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