【高級ホテル立地促進補助事業】愛知県と名古屋市が2件を新規認定! | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【高級ホテル立地促進補助事業】愛知県と名古屋市が2件を新規認定!



 愛知県と名古屋市は13日、同市内に高級ホテルを新設する三菱地所などの「(仮称)錦三丁目25番街区計画」と、ナゴヤキャッスルの「(仮称)エスパシオ ナゴヤキャッスル」を、県と市が2020年度に創設した高級ホテル立地促進補助金の補助事業にそれぞれ認定した。

 両者が提出した補助事業認定申請書の内容について、建築やホテル関係の専門家などから意見を聴取した上で、県と市が審査した。ホテル開業後、県、市がそれぞれ最大10億円、計20億円の補助金を交付する予定。

 この補助制度は、県内に各国の首脳級が出席する国際会議の開催が可能なホテル建設などを促すために設けた。客室(平均面積45㎡以上)150室以上で、うち5%以上をスイートルームにするなどの要件を満たす施設が対象になる。


(仮称)錦三丁目25番街区計画

 錦三丁目25番街区計画のホテルは、三菱地所(代表企業)、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社のグループが建設する複合施設(地下4階地上41階建て延べ10万9075㎡)に入る。ホテル部分は1、10、11、31-40階、専用延べ床面積2万3962㎡。客室(平均面積62.15㎡)は166室。このうち33室がスイートルームとなる。補助対象事業費は150億4100万円。建設地は中区錦3-2501ほか。施工者は選定中で、22年末までに着工する見通し。開業予定は26年8月。


(仮称)エスパシオ ナゴヤキャッスル


 エスパシオ ナゴヤキャッスルは、20年9月に閉鎖した旧ホテルナゴヤキャッスルの跡地に建設する。現在、清水建設・竹中工務店JVが既設を解体している。新たなホテルの規模は地下2階地上11階建て延べ4万3631㎡。客室(平均面積65.36㎡)108室のうち30室がスイートルーム。補助対象事業費は275億2500万円。建設地は西区樋の口町3-19。11月にも着工する。開業予定は25年春。

 県と市は、2月に日本セレモニーが同市内に建設するホテル「TIAD(ティアド)」を補助事業第1号に認定しており、これで同制度の事業認定は計3件となった。


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