【東口前に共創拠点】飛騨古川駅東開発設計は藤本壮介氏 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

公式ブログ

【東口前に共創拠点】飛騨古川駅東開発設計は藤本壮介氏

 飛騨古川駅東開発(田端一盛社長)は、岐阜県飛騨市の飛騨古川駅東口前の敷地約2万1300㎡に、「地域とつながる共創拠点」を整備する。地域住民の「教育」「暮らし」「余暇」の充実を目的に、大学の研究拠点や学生寮、全天候型の子どものための遊び場施設や商業スペースなどを設ける。広域から訪れる観光客を対象に、飛騨の自然やアート作品を楽しめるアクティビティーも設置し、来訪者の増加や町の回遊性向上を目指す。建築面積は約8900㎡。設計は藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所)が担当する。

共創拠点イメージ

 同エリアには現在、住宅用内装建材の製造・販売を手掛ける東洋(飛騨市、田端一盛社長)の工場などがある。操業開始から40年以上が経過し、更新時期を迎えているため、駅前空間を多くの人が利用できる場所にし、市の活性化や地域の未来づくりに貢献することを目指している。今夏以降に第1期工事の検討を始め、23年4月以降に工場解体と第2期工事の開始を予定する。
 同市では、飛騨高山大学設立基金(井上博成代表理事)が24年4月の開校を目標に、私立大学「飛騨高山大学(仮称)」の設置準備を進めている。
 飛騨古川駅東エリアと同大学の本キャンパス予定地までの距離は約1.7㎞、徒歩で21分程度となる。市の観光中心部を包み込む配置にある両拠点をつなぐように人々のアクティビティーを促すことで、街全体の回遊性を向上させ、中心部を含めた街全体の体験価値を高める。



【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら