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4月27日 土曜日

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【千葉学建築計画事務所が設計・監修】安田不動産の「TAKANAWA CUBE」が竣工

安田不動産が、千葉学建築計画事務所の設計・監修のもと、東京都港区高輪1丁目に建設してきた賃貸木造集合住宅「TAKANAWA CUBE」が竣工した。高級住宅街でありながら、下町的な雰囲気も残る立地環境において、「街との緩やかなつながり」を基本コンセプトに、建物が街に溶け込むようなデザインを施した。

木造3階建ての集合住宅は「East」「West」からなる2棟構成で、住宅30戸を整備した。2020年2月に完成した「TAKANAWA SITE」に続き、両者が共同で取り組む賃貸木造住宅の第2弾プロジェクトとして開発した。

物件名の由来である「CUBE(立方体)」が集積するように配置され、各所に風や光の通り道をつくりながら、住戸内だけでなく共用部にも心地よい空間を演出した。シンプルでスタイリッシュなデザインを基調とした住戸は、30戸すべて間取りが異なるという。

設計を手掛けた千葉学氏は「TAKANAWA CUBEが建つのは高層マンションのはざまで、古くからのお店や人のぬくもりが残された低層住宅地。そこに、ヒューマンスケールの路地をもつ集合住宅をなじませた。余白を持った個性的な住戸が多様な住まい手を受け入れ、街の匂いが流れ込む共用部は、都会的な程良い距離感を保ちつつ、さりげない共生感覚が育まれていく。高輪というハイブランドな街に生まれた、新鮮な懐かしさ。利便性を感じながら、ここで自由な都心暮らしのベースを築いていただきたいと願っている」とコメントしている。

建設地は高輪1-20-13ほか。施工は平成建設が担当した。
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