シチズン電子は、ものの表面や空気、水などを殺菌・ウイルス不活化(感染力を失わせること)させる器具向けに、効率が高いLEDを搭載した「殺菌用高出力UVC(高出力深紫外線)LEDアセンブリ製品」を開発、4月中旬から量産出荷を始めた。既に業務用空調システムなどへの採用が決定されている。

同製品は、短時間かつ低い照射量でウイルスを不活化できる波長265ナノmの紫外線を、高反射リフレクターにより均一に照射する。河本准藤田医科大准教授との共同での評価試験では、ウイルスから5cmの距離で20秒照射すると、99.99%のウイルスを不活化した。不活化に必要な照射量は1平方cmm当たり9.46mmジュールだった。

UVCLED1灯タイプと6灯タイプの2種をラインアップし、用途に合わせて選択できる。サイズは1灯タイプが幅42mm、長さ27mm、高さ10mm、6灯タイプが幅200mm、長さ30mm、高さ43.5mmと小型化も実現した。

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