【相良橋はトラス橋】球磨川橋梁復旧検討会が決定 九州整備局 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

公式ブログ

【相良橋はトラス橋】球磨川橋梁復旧検討会が決定 九州整備局

相良橋(鋼2径間連続トラス橋)のイメージ


 九州地方整備局八代復興事務所は7月29日、熊本県八代市の同事務所で、2020年7月豪雨で流失した10橋梁の本復旧を検討する有識者会議「球磨川橋梁復旧技術検討会」(委員長・園田佳巨九州大工学部工学研究院教授)の第5回会合を開き、相良橋(球磨村、県道遠原渡線)の橋梁形式を鋼2径間連続トラス橋に決めた。これで10橋すべての復旧方針が決まった。

 相良橋は、球磨川水系の流域治水対策(流域治水プロジェクト)の引堤計画との兼ね合いで検討を先延ばししていた。今回検討した橋梁形式は、工期と景観性を重視して決定。色彩は関係者と協議し決めるとした。

 復旧位置は、21年9月の第3回検討会で現橋位置の直近上流側に設定したが、同プロジェクトで堤防が最大幅50m程度引堤されることとなったため、「河川となるべく直橋となるA2橋台の位置で約30m上流側」に見直した。今後、橋梁形式と復旧位置について地元自治体の首長の意見を踏まえ正式決定し、詳細設計を進める。

 同検討会は存置し、工事段階などで技術的課題が出てきた際に招集する。すでに復旧方針が決まっている残り9橋は、一部工事発注しており、準備が整い次第、非出水期(渇水期)に現地着工する。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら