【外環道地盤補修】住民向け説明後に工事着手 NEXCO東日本 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【外環道地盤補修】住民向け説明後に工事着手 NEXCO東日本

地盤の削孔や改良体を作るマシン


 NEXCO東日本関東支社は、東京外かく環状道路の工事現場付近で発生した陥没事象に伴う地盤補修工事の設備や施工シミュレーションを東京都調布市内で報道公開した。実際に使用する設備で模擬施工し、振動や騒音を発生させた。16、17の両日に住民向けのオープンハウスや意見交換会を開き、準備が整い次第、工事着手する。

 9日に実施した住民向け見学会では「想定以下の振動や騒音だった」との声があった。

 工事で使用する資機材は削孔や改良体を作る地盤補修マシン、高圧コンプレッサー、削孔時に水を送り込むボーリングポンプ、グラウトミキサー・ポンプ、水タンク、資機材を積み下ろす20tラフタークレーン、超高圧ポンプ、排泥タンクなど。このうち、最も大きい騒音が発生するのは高圧コンプレッサーで、発生音は約90dBとなる。

 地盤補修工事は「高圧噴射撹拌工法」を採用する。施工ステップはケーシングパイプで削孔し、材料を入れるロッドを挿入後、パイプを引き抜く。その後、円柱上の改良体を造成する地盤補修工事を実施する。

 補修範囲は幅約220m、奥行き約16m。直径約4m、高さ40mの円柱状の塊を約220個つくる。工期は約2年。


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