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5月22日 水曜日

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【足場資材活用し高床式の砂栽培】東レ建設、トレファームを農業関係者にアピール

 東レ建設が展開している足場資材を活用した高床式砂栽培システム「トレファーム」を農業関係者らにアピールする催しが、9月27日に京都府内で開かれた。同社トレファーム事業推進室の担当者が「高齢者や車いす使用者でも作業しやすい」トレファームのメリットをアピールした。この催しはタナベ経営が主催する「アグリサポート研究会」の一環で、京都府精華町にある国際電気通信基礎技術研究所で行われた。

 東レ建設トレファーム事業推進室の藤本勉専門課長は講演において、「トレファームは、『楽しく楽に安全に』をキャッチフレーズとしている。高床式ベッドを使用するため腰をかがめる必要がなく、農業初心者のほか、高齢者や車いす使用者にも負担が少なく農業に参加していただける」と就農へのハードルを引き下げる効果をアピールした。
 このほか、トレファームの特徴として、IoT(モノのインターネット)による自動潅水により水やりや肥料やりの負担が軽減できること。施設栽培で天候の影響を受けづらく、砂栽培であるため連作障害が起こりにくいことなどを説明した。
 講演後に実施したトレファームの視察会においては、自動潅水システムに使う水や溶液についての解説や、栽培可能な野菜の種類などを説明した。視察会の最後には、参加者らが自ら野菜の苗を植え付け、トレファームによる農業を体験した。


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