【木の家設計グランプリ 金賞に田嶋さんら(早大大学院)】木の家専門店谷口工務店 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【木の家設計グランプリ 金賞に田嶋さんら(早大大学院)】木の家専門店谷口工務店

 木の家専門店谷口工務店(滋賀県竜王町、谷口弘和代表)は、大津市の滋賀県立美術館で「木の家設計グランプリ2022」の最終審査会を開いた。9回目となる今回は、全国から出展のあった205作品の中から、田嶋大地さんと菅家結さん、大石耕太朗さん(いずれも早大大学院)の「離れどころ台所」を金賞に選出した。

金賞作品の「離れどころ台所」

◆特別協賛=建築資料研究社/日建学院
 今回の課題テーマは「母屋と離れ」。堀啓二共立女子大教授が審査員長、竹原義二氏(無有建築工房)、松岡拓公雄氏(アーキテクトファイブ)、横内敏人氏(横内敏人建築設計事務所)、伊礼智氏(伊礼智設計室)、堀部安嗣氏(堀部安嗣建築設計事務所)、荻野寿也氏(荻野寿也景観設計)が審査員を務め、1次審査で選出した10作品が最終プレゼンを行う形で進行した。
 谷口代表は「日本の住宅は木造が半数以上を占めているが、建設業に進む学生がそれについて学ぶ機会は少ない。日本の木造住宅の伝統・技術を未来に引き継ぐため、木造住宅について理解を広めて、若い人材が地域で活躍できる社会をつくりたい。協賛する地域工務店と学生がこうした機会を通じて接点を持つことは将来の選択肢に幅をつくるとともに、地方で働く可能性を知る良い機会にもなる」と話し、「来年は10回目の節目の年。新たな企画を考え、より盛大に開催したい」と意気込みを語った。
 木の家設計グランプリは、建築を学ぶ学生を対象にした木造住宅設計のコンテスト。建築資料研究社/日建学院が特別協賛し、そのほか24社が協賛企業としてサポート。学生が学びの成果を形にし、将来を考えるきっかけとなるだけでなく、日本の建築文化や木造住宅の素晴らしさを社会に広く周知し、木造建築文化を継承する道筋となることを目指している。
 このコンペの模様はユーチューブ(https://youtu.be/7zQEHFTf1eQ)で視聴できる。



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