【就活の視野が広がった!】女子学生が東建開催・現場見学会に参加 女性技術者と活発に意見交換 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【就活の視野が広がった!】女子学生が東建開催・現場見学会に参加 女性技術者と活発に意見交換

 東京建設業協会は、建築系の学部・学科で学ぶ女子学生を対象にした見学会を開いた。参加した約10人は東京都内の共同住宅と個人住宅2カ所の工事現場を見学した。見学会中盤のランチミーティングでは、女性技術者と入社前後のギャップや中小建設業で働く魅力について、活発に意見を交わした。日建学院(運営・建築資料研究社)の協力で開催した。
 まず、東京都渋谷区の分譲マンション「THE KITA」を見学した。隈研吾建築都市設計事務所が設計する海外の富裕層向け物件で、使用する備品について設計事務所ときめ細かい情報共有をするなど、仕事の進め方について女性技術者らが説明した。
 施工は松下産業が担当している。建物規模はRC造地下2階地上5階建て延べ4569㎡。
 続いて、同区の個人住宅「O邸新築工事」では、技術者が墨出し作業などについて実演を交え紹介した。学生は電気設備の配管や、コンクリートの打設に役立つ天端ポイントなどについて積極的に質問していた。
 施工者は辰(渋谷区)。規模はRC・S造3階建て延べ358㎡。設計・監理はフリーダムアーキテクツデザイン、構造設計は正木構造研究所が担当している。
 参加した学生は、「施工管理というと男性の仕事というイメージがあったが、女性も活躍できると分かった」「就活の視野が広がった」と感想を述べた。

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