【CO2吸収コンクリブロック】荒川で水中暴露試験 関東整備局 | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【CO2吸収コンクリブロック】荒川で水中暴露試験 関東整備局

アルギニン混合のコンクリートパネルを水中に設置


 関東地方整備局荒川下流河川事務所は、CO2吸収コンクリートブロックの現場試行のサードステージとして、アミノ酸の一種「アルギニン」を混合したコンクリートパネルを荒川右岸旧岩淵水門上流岩淵船着場付近(東京都北区志茂5丁目地先)の水中に沈め、水中暴露試験を開始した。

 同事務所は、根固めブロックのCO2排出量の低減・吸収に向け、大成建設と日建工学が提案する「カーボンリサイクル・コンクリートを用いた根固めブロック」の技術を8月から現場試行している。一般的なコンクリート製品と同等の性能を確保しつつ、材料・製造、備蓄、供用(水中)のライフサイクルの各段階でCO2排出量の低減・吸収に取り組む。

 11日にEAC(環境活性コンクリート)パネルを水中に設置し、EACパネル表面に繁茂した微細藻類の光合成によるCO2吸収・固定量の実証実験を開始した。この結果をもとに、試験フィールド水域における「CO2吸収根固ブロック」供用時のCO2吸収・固定量を検証する。


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