【P&Dコンサルが商業施設/プロロジス2、23年春にも着工】八千代市もえぎ野地区 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【P&Dコンサルが商業施設/プロロジス2、23年春にも着工】八千代市もえぎ野地区

 大成建設が千葉県八千代市で複合開発を進める「八千代もえぎ野」のうち、南東側の「もえぎ野複合業務地区」の動向が明らかになった。商業施設街区は、ピーアンドディコンサルティング(さいたま市)が開発を計画している。規模やスケジュール、設計者などは未定となっている。プロロジスは、地区内で2棟目となるマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代2」を大成建設の設計施工で2023年春にも着工する見通しだ。

もえぎ野複合業務地区の一部イメージ


 ピーアンドディコンサルティングが計画するのは、八千代もえぎ野(同市保品の一部)の「もえぎ野複合業務地区」にある敷地約5.9ha。土地は既に大成建設から取得している。商業施設の形態は検討中だが、駐車場側の外部から各店舗に出入りできる2建ての施設を念頭に置いている。
 プロロジスは、地区内に完成したマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代1」の北側に同パーク八千代2を新築する。6階建てでダブルランプウェーを設ける。21年4月発表時の延べ床面積は約9万3000㎡だった。
 八千代もえぎ野の開発総面積は約65.5ha。西側と北西側は戸建て用地として完売し、中央北側は東京成徳大の旧八千代キャンパスがある。
 南東側の現「もえぎ野複合業務地区」は、未利用の時期が続いていた。しかし、住宅用途から商業・業務用途に変更してからは、同市が学校給食センター東八千代調理場、プロロジスがプロロジスパーク八千代1を建設した。もえぎ野内の分譲中の土地は医療施設用地660㎡のみとなっている。

八千代1物流施設が完成/プロロジス

 プロロジスが千葉県八千代市に建設していたマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代1」が完成し、4日に建物内で竣工式が開かれた。2棟総延べ約25万㎡の物流施設「プロロジスパーク八千代」の初弾開発となる。設計施工は大成建設が担当した。
 神事では、山田御酒プロロジス会長兼CEO、テナントの国分首都圏の物井敦社長、管理会社の関電ファシリティーズの近藤忠司社長、監理・監修のフクダ・アンド・パートナーズの山田裕一専務設計・建設支援本部長、矢口則彦大成建設副社長ら6人が玉ぐしをささげた。

鏡開きする山田CEO(右から3人目)、矢口副社長(右端)ら


 竣工披露パーティーで山田CEOは「BCP(事業継続計画)や環境に非常に気を遣った。昨今の災害を踏まえて3日ではなく7日間、電気を使えるよう地下にオイルタンクを設けた。立地も非常に良い」とあいさつした。
 矢口副社長は「50年にわたり開発した思い入れのある場所となる。このような意義深いプロジェクトに携われたことはこの上ない喜びだ」と語った。関係者らで鏡開きした後、懇談に入った。
 規模はRC(柱)・S(梁)造5階建て延べ16万1219㎡。建設地は八千代もえぎ野(八千代市保品)の一部約6.9ha

時間によって調光するカフェテリア



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