【渡良瀬川の中橋架替え】107億円で27年度末完成 関東整備局らが起工式 | 建設通信新聞Digital

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【渡良瀬川の中橋架替え】107億円で27年度末完成 関東整備局らが起工式

掛け替え後のイメージ


 関東地方整備局、栃木県、足利市は13日、足利市の渡良瀬川左岸中橋下流(中橋緑地北多目的広場駐車場)で、中橋架替工事の起工式を開いた。国が管理する渡良瀬川の堤防かさ上げとともに、1936年に開通した県の中橋を架け替え、橋両側の市道を改良する。工事は県が発注する。総事業費は約107億円。12月に本体工事に着手し、2027年度末の完成を目指す。

 12月に着工する「3・5・102号家富町堀込線中橋(仮称)下部工建設工事その1」は岩澤建設・楯建設JV、「中橋仮締切設置工事家富町堀込線その1(補助街路)」は三興工業が担当し、その他の工事は順次発注する。設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当した。総延長は足利市通2から南町までの640m。現中橋は下流側にスライドして歩道・自転車道(幅5.5m)とし、新たに幅12.5m(車道7m、自転車道2m、歩道3.5m)の橋を整備する。

 式典で、関東地方整備局の廣瀬昌由局長は「渡良瀬川の治水安全度向上の大きな一歩となる。地域のシンボルである三連アーチの中橋を生かし、地域の安全・活性化につなげたい」と述べた。

 栃木県の福田富一知事は「地域の皆さんの安全で快適な生活、地域経済の振興発展に大きく寄与する」と話した。足利市の早川尚秀市長は「新たなまちづくりの契機と捉え、中心市街地の活性化につなげたい」とあいさつした。

 茂木敏充衆院議員、上野通子参院議員、高橋克法参院議員、木村好文栃木県会議員、栗原収足利市会議長による来賓祝辞に続き、関係者が鍬(くわ)入れを行った=写真。


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