【記念シリーズ・横浜市公共建築】第63回 横浜みなとみらいホール | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第63回 横浜みなとみらいホール

大ホール

◆客席との一体感高める
 1998年の開館以来、横浜市を代表するコンサートホールとして、市民だけでなく国内外のアーティストから親しまれている。クイーンズスクエア横浜の一部で、建設され、年間約50万人が訪れている。
 大型のパイプオルガンがある大ホール(2020席)は、舞台最前部から3階席最後部までの距離がわずか33.5mで、演奏を間近に鑑賞することができる。オープンステージの舞台前は階段状に下がる設計で、舞台と客席との一体感を高める構造が大きな特徴となっている。
 ウッドデッキの屋上庭園に隣接した小ホール(440席)は、可動式残響調整板を備えたシューボックス型で、浮き床構造によって外部からの騒音を遮断する。
 2020年1月から天井脱落対策や長寿命化などを目的とした大規模改修工事を実施し、ことし10月にリニューアルオープンした。
 規模は、SRC一部S造地下1階地上7階建て延べ1万8437㎡。新築時の設計は日建設計、施工は大成建設などで構成するT・R・Y90工区共同事業体が担当した。改修工事の設計は日建設計、建築工事は鹿島・NB建設・石井建設工業JVが施工した。
 所在地は西区みなとみらい2-3-6。



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