【出前講座】新潟県立荒川高の2年生、職人技に夢中! 鉄筋結束や壁塗りに取り組む | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【出前講座】新潟県立荒川高の2年生、職人技に夢中! 鉄筋結束や壁塗りに取り組む

鉄筋の結束にチャレンジ

 北陸地方整備局建政部と建設産業専門団体北陸地区連合会は28日、新潟県立荒川高校(村上市)の2年生約50人を対象とした出前講座を同校で開いた。北陸建専連(近喜男会長)から新潟県鉄筋業協同組合の青年部(渡辺博一部会長)と、新潟県左官業協同組合(佐久間義晴理事長)が参加し、鉄筋の結束や壁塗りを指導。ものづくりの根幹となる職人技を体験する貴重な機会とあって、生徒は夢中で作業に取り組んでいた。
 冒頭、同局建政部の辺見和美建設業適正契約推進官が業界の魅力、使命を紹介。その上で、北陸建専連の担当者が作業上の注意点などを説明し、「少しでも専門工事業の仕事を理解してほしい」(近会長)、「遊び心を持って、楽しみながら作業しよう」(佐久間理事長)と呼び掛けた。

壁塗りを体験

 その後、生徒は2班に分かれて、手ハッカーと自動結束機を使った鉄筋の結束、珪藻(けいそう)土による壁塗りを実践した。講師陣の職人技に驚きを見せながらも、その難しさが生徒の好奇心に火を付けたようで、一様に作業に集中。手ハッカーの鉄筋結束は要領をつかむと、一気に作業効率が向上した。左官も珪藻土をこて板に乗せることすらままらななかったが、徐々にこての扱いに慣れてきている様子だった。
 生徒からは「うまくできなくて悔しい」との声が聞かれ、渡辺青年部会長は「最初は器用にできなくても、努力を続けることで、高い技能を習得できる」と伝えた。
 今回は荒川高の総合学習の一環として開催。局建政部と北陸建専連の普通高校の出前講座は3回目となる。

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