◆地域文化の新たなよりどころ
江戸時代後期から明治時代中期に建てられた上層農家の屋敷で、地域の文化の新たなよりどころとするため、主屋、表門、蚕小屋、穀蔵など5棟をそのまま修復した。当時の農村生活資料の展示や各種文化活動の場として利用している。
1986年度に建物が市に寄贈され、87-89年に復元修理した。88年には「旧横溝家住宅」の名称で横浜市指定有形文化財(建造物)第1号に指定された。
主屋の規模は木造2階建て延べ352㎡。保存修理の設計は歴史環境計画研究所、施工は関工務店が担当した。
3月末まで修繕工事を実施しており、4月以降に見学、イベントを再開する。所在地は鶴見区獅子ヶ谷3-10-2。
横浜市公共建築100年
【記念シリーズ・横浜市公共建築】第72回 農村生活館 みその公園「横溝屋敷」
[ 2023-01-24 ]