【記念シリーズ・横浜市公共建築】第75回 横浜開港資料館 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第75回 横浜開港資料館

 『横浜市史稿』『横浜市史』を編さんする過程で集められた歴史資料を保存・活用する施設として、1981年に開館した。31年に英国総領事館として建てられ、79年に市が買い取った旧館と、81年に竣工した新館の2棟で構成する。
 歴史に関する資料を収集し、一般公開することで横浜の歩んできた道を、次世代に伝える「近代横浜の記憶装置」としての役割を果たしている。
 1854年に日本の開国を約束した日米和親条約が締結された場所に建ち、中庭にある「たまくすの木」は条約締結時からあったと伝えられている。
 英国工務省が設計、昭和土木建築が施工した旧館の規模はRC造地下1階地上3階建て延べ1041㎡。新館はRC一部S造地下1階地上3階建て延べ1690㎡で、設計は浦辺建築事務所(現浦辺設計)、施工は清水建設が担当した。
 所在地は中区日本大通3。



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