東京都練馬区は、「練馬区立美術館・貫井図書館改築等基本設計」の公募型プロポーザルの審査講評などを公表した。委託事業者の平田晃久建築設計事務所は、練馬区に存在する富士塚(富士山を模した人工の山や塚)に着想を得た多層構造の建築を提案した。建築的に新しい名所となる可能性があることが高く評価された。
プロポーザルには25者が参加し、6者が2次審査に進んだ。
2022年12月3日のプレゼンテーション審査を経て特定した。
次点候補者は西澤・畝森設計JV。このほかの1次通過者は、山本理顕設計工場、阪根宏彦計画設計事務所、高橋一平建築事務所、藤本壮介建築設計事務所。
美術館の規模は延べ8000㎡程度を想定している。23年12月に基本設計、25年度までに実施設計をまとめる。同年度に工事に着手し、27年度の開館を目指す。
23年度予算案には9642万円を基本設計、5000万円を実施設計の経費として計上した。
公式ブログ
【練馬区立美術館・貫井図書館審査講評】多層構造建築を提案、新名所の可能性評価
[ 2023-02-09 ]