【記念シリーズ・横浜市公共建築】第85回 横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館(旧横浜市外電話局) | 建設通信新聞Digital

5月13日 月曜日

横浜市公共建築100年

【記念シリーズ・横浜市公共建築】第85回 横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館(旧横浜市外電話局)


 1929年に横浜中央電話局の局舎として竣工した。戦後も横浜市外電話局として長く利用されていたが、NTTの移転を契機に市の施設として保存活用することになった。2000年度に「旧横浜市外電話局」として歴史的建造物に認定された。

 設計を手掛けたのは逓信省営繕課の中山広吉で、昭和戦前期の逓信省特有の意匠を今に伝えている。02年に完了した改修工事では、本町通り・大桟橋通りに面するタイル張りの外壁を現状のまま保存した。03年3月に横浜ユーラシア文化館(2階)、横浜都市発展記念館(4階)がオープンし、豊かな国際性とふるさと横浜の地域性を併せ持つ文化施設に生まれ変わった。

 規模はRC造地下1階地上4階建て延べ2906㎡。新築時の施工は安藤組が担当した。改修の設計は日建設計、施工は和同建設、白井組が担った。所在地は中区日本大通12。


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