【難所・青崩峠トンネル貫通】長野・静岡の4998m、掘削に4年/中部地整飯田国道 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【難所・青崩峠トンネル貫通】長野・静岡の4998m、掘削に4年/中部地整飯田国道

貫通点の掘削


 中部地方整備局飯田国道事務所が進める三遠南信自動車道青崩峠トンネル(仮称)(長さ4998m)が、約4年の掘削工事を経て5月26日に貫通した。引き続き覆工コンクリートやインバートなどのトンネル内工事、両坑口の改良、舗装工事などを進め、早期開通を目指す。

 同トンネルの位置する国道474号青崩峠道路は、高規格道路「三遠南信自動車道」の一部を構成する自動車専用道路となる。区間は長野県飯田市南信濃八重河内~浜松市天竜区水窪町奥領家間の約5.9㎞で、2011年度に着工した。

【長野側は五洋、静岡側は安藤ハザマが担当】
 トンネルの掘削期間は19年4月から23年5月まで。中央構造線の影響を受けた脆弱(ぜいじゃく)地盤の出現に加え、土被りが600mを超える厳しい条件下での施工が必要とされたが、土木技術の工夫と安全施工により掘削を完了した。長野県側から2854mを掘削する「平成30年度三遠南信小嵐トンネル本坑工事」は五洋建設、静岡県側から2144mを掘削する「平成30年度三遠南信池島トンネル本坑工事」は安藤ハザマが担当した。

 

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