【動画ニュース・名作アニメの背景美術秘話を語る!対談・五十嵐太郎×草森秀一】 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【動画ニュース・名作アニメの背景美術秘話を語る!対談・五十嵐太郎×草森秀一】

◇動画概要/草森氏×五十嵐氏対談/情報源は建築雑誌、ライト秘話も

 草森氏と五十嵐氏の対談は、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の協力を得て、展示会場と会議室で行った。ザハ・ハディドの国立競技場が実現していれば東京の未来が変わっていたのではないかという2人の一致した考え方に始まって、『PSYCHO-PASS サイコパス』で草森氏の大好きなフランク・ロイド・ライトの建築を取り込んだこと、『メトロポリス』のラストの音楽の逸話、ディテールを描くときには古本屋街や建築雑誌の専門店に頻繁に通って情報を仕入れる話、海外ロケハンでの秘話、アートブック『冬の王』の制作エピソード、手描きとCGのハイブリッドの話、映画『ブレードランナー』の衝撃など、建築に造詣の深い草森氏とサブカルチャーと建築の関係性に詳しい五十嵐氏の話がジャストフィットして、楽しく中身の濃いものになった。

 

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◇『アニメ背景美術に描かれた都市』展/谷口吉郎・吉生記念金沢建築館で11月19日まで開催

 アニメーションの美術監督は、どのようにしてあの精緻な都市や建築を描いているのだろうか――。日本のアニメ史のエポックメイキングといえる『AKIRA』など、1980年代末から2000年代初頭までのSF系アニメーション6作品を対象に、その背景美術にスポットを当てた「アニメ背景美術に描かれた都市」展が金沢市の谷口吉郎・吉生記念金沢建築館で開かれている。展覧会では手描きしかなかった時代からコンピューター・グラフィックス(CG)の黎明(れいめい)期までの変遷を明らかにしながら、印象的なシーンのカットと解説、ロケハン写真、クリエーターインタビュー、年表、建築家の未来都市構想などを展示している。CG全盛の中で手描きの醍醐味(だいごみ)が人間の感性にどう作用するかを考える機会を与えてくれる。

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展覧会フライヤー1(クリックで拡大)

展覧会フライヤー2(クリックで拡大)


◇『アニメ背景美術に描かれた都市』展対象6作品

 ▽AKIRA(1988/監督:大友克洋/美術監督:水谷利春)▽機動警察パトレイバー劇場版(1989/監督:押井守/美術監督:小倉宏昌)▽機動警察パトレイバー2 the Movie (1993/監督:押井守/美術監督:小倉宏昌)▽GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995/監督:押井守/美術監督:小倉宏昌)▽メトロポリス(2001/監督:りんたろう/美術監督:草森秀一)▽鉄コン筋クリート(2006/監督:マイケル・アリアス/美術監督:木村真二)


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