【安藤忠雄文化財団】連続勉強会で淵上正幸氏が講演 著名建築家の発想の原点解説 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【安藤忠雄文化財団】連続勉強会で淵上正幸氏が講演 著名建築家の発想の原点解説

 安藤忠雄文化財団主催の第21回連続勉強会が26日、大阪市の市立中央公会堂で開かれた。建築ジャーナリストの淵上正幸氏が「現代世界建築の今を探る」と題し、約2時間にわたり講演した。建築業界関係者など約200人が参加した。

建築ジャーナリストの淵上正幸氏

 海外の建築に精通する淵上氏は、インターネットの普及により世界の建築情報が簡単に入手できるようになった一方で「著名建築家たちがどのようにして建築を生み出しているかまではわからない」と前置きした上で、「建築家の発想の原点が色濃く出ている作品」として、ザハ・ハディドやヘルツォーク&ド・ムーロン、スティーブン・ホール、レンゾ・ピアノ、レム・コールハースといった著名建築家が手掛けた建築作品の見どころを紹介した。
 日本国内の建築ではなかなか見られないダイナミックさやアバンギャルドな表現の中にある、建築家がインスパイアされデザインとして取り込んだ地域性や風土、歴史などを解説。参加者は熱心に聞き入っていた。

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