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【岡山市のアリーナ整備計画素案】事業費118億/バレー、バスケ、卓球リーグの基準踏まえる

外観イメージ


 岡山市は、「多目的屋内施設(アリーナ)整備に関する基本計画素案」をまとめた。基本コンセプトは「市民とトップチームをつなぐ、地域のシンボルとなるアリーナ」。施設規模は延べ約1万3300㎡とし、概算事業費は約118億円を見込む。事業方式はPFIなどの民間事業者活用が見込めるとしている。2024年度内に基本計画を策定する。

 新アリーナのイメージは、北長瀬みずほ住座跡地(北区野田4-17-101ほか)の敷地約1.6haを建設候補地としていることから、JR北長瀬駅から連続する商業施設や北長瀬未来ふれあい総合公園とのにぎわい連携を行い、まちの活力、にぎわいを創出する。また、同総合公園からペデストリアンデッキを利用してアプローチすることでにぎわい連携のみならず、歩行者の安全確保、災害時の総合公園との連携などに活用する。

 導入機能は、他都市の事例は各トップチームが参入を目指す新たなV(バレー)・B(バスケット)・T(卓球)リーグの上位クラスのレギュレーションの条件基準、ニーズ調査を踏まえたものとした。メインアリーナ(約2600㎡)、サブアリーナ(約1000㎡)、客席5000席以上の規模で、諸室などを含めた総延べ床面積は約1万3300㎡を想定している。

 概算事業費は、新アリーナ本体工事関連の調査・設計・工事監理費約5億円、工事費約113億円の計約118億円、その他備品調達費、道路改修費、デッキ整備費として約27億円を見込む。

 事業スキームについては、DB(設計施工一括)+O(運営)(先行)方式、DBO(設計・建設・運営)方式と、PFI・BTO(建設・譲渡・運営)方式が挙げられている。

 基本計画策定業務は、パシフィックコンサルタンツが担当している。

 

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