【動画ニュース】想い出の品を解体/油圧ショベルを遠隔操作し未練断ち切る/オプテージ | 建設通信新聞Digital

5月21日 火曜日

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【動画ニュース】想い出の品を解体/油圧ショベルを遠隔操作し未練断ち切る/オプテージ

 

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 携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」を提供するオプテージ(大阪市)は8日、東京都渋谷区で運営する実験型未来共創スペース「マイラボ渋谷」で、重機を遠隔操作して「元恋人」や「昔の夢」など過去の未練を断ち切り、新たな一歩を踏み出すために「想い出の品」を自ら解体するイベント「想い出の解体工事現場」を実施した。油圧ショベルの遠隔操作には、建設系スタートアップ(新興企業)・ARAV(東京都文京区)の技術を使用した。

 バレンタインデーに合わせて開催したマイラボ渋谷の第6弾イベント「想い出の解体工事現場」は、建設機械の遠隔操作のソリューションを開発・提供するARAVとコラボレーションし、マイラボ渋谷に設置した操縦席からmineo回線を利用し、千葉県にあるARAVテストフィールドの油圧ショベルを遠隔操作して想い出の品の解体工事を行った。想い出の詰まった品々をつぶすことで未練を断ち切る「解体工事」を行いながら、通信を活用した未来の建設業界を体験した。

 トップバッターとして、ユーチューバーで謎解きクリエイターの海野名津紀さんが挑戦。8年前に別れた彼氏との想い出の品を遠隔操作で粉砕した。海野さんは「SNS(交流サイト)でイベントを知り、『重機でつぶす』というインパクトにやられた。ゲームは苦手で操縦できるか不安だったが、1回のレクチャーで簡単に操作できた。封印していた品々が粉々に砕けたのを見て気持ちも軽くなった」と達成感を述べた。

 続いて、別れた彼女との想い出の加湿器をスムーズな操作で処分した男子大学生は「いま就職活動中で建設業界に興味がある。遠隔で重機を動かせれば建設現場でもリモート化が進むため、働き方改革や人手不足対策につながると思う」と感想を述べた。

 ARAVの白久レイエス樹代表は「イベントを通じて遠隔操作の重機があることを知ってもらいたかった。無人化施工を建設現場に広め、人手不足でもインフラ整備が円滑に進むように貢献したい」と語った。

渋谷のスタジオで遠隔操作

 

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