地域に寄り添い復旧加速/能登復興事務所を新設/北陸整備局 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

能登半島地震リポート

地域に寄り添い復旧加速/能登復興事務所を新設/北陸整備局

 「令和6年能登半島地震」の復旧・復興の加速化を目的とする、北陸地方整備局能登復興事務所が16日に新設され、そのかじ取り役に就いた杉本敦事務所長は関係機関との連携の下、迅速な事業推進に全力を注ぐことを誓った。
 同日の開所式では、遠藤仁彦同局長が「被災地と被災者に寄り添いながら、国土交通省が持つ技術力、総合力をいかんなく発揮し、復旧・復興に当たってほしい」と訓示した。
 非常災害現地対策本部の西田昭二副本部長も駆け付け、「本格復旧はこれからだ。各種事業を円滑に進めるために、ともに力を合わせて頑張ろう」と激励した。続いて、馳浩石川県知事や茶谷義隆七尾市長らがメッセージを寄せ、関係機関一体となった創造的復興を呼び掛けた。
 最後に杉本事務所長は、「地域の声にしっかりと耳を傾け、関係機関と連携しながら、職員一丸となって一日も早い復旧・復興に尽力する」と決意表明した。
 同事務所では、直轄権限代行や直轄施工の対象となっている能越自動車道の災害復旧・改築、国道249号沿岸部の災害復旧、その沿線の地すべり対策、河原田川の河川・砂防事業などを担当する。
 七尾市の能登国道維持出張所内に設置している。
【2024年2月19日付紙面掲載】

開所式