東京都は15日、「囲町西地区市街地再開発組合」の設立を認可する。2024年度中の権利変換計画認可、25年度の本体工事着手、27年度の竣工を目指す。
囲町西地区第一種市街地再開発事業の施行地区は中野区中野4丁目の約0.8ha。計画施設規模は、地下1階地上25階建て塔屋1層延べ5万2770㎡となっている。店舗、住宅、子育て支援施設、駐車場で構成する。総事業費は約298億円。参加組合員として住友不動産が参画しており、事業コンサルタントはINA新建築研究所が担当している。特定業務代行者は現在、選定手続きを進めている。
都市計画道路補助221号線の整備により、新北口駅前広場から西側につながる道路ネットワークを確保するとともに、敷地内の歩道状空地の整備で回遊性のある歩行者空間を創出し、安全性・快適性を向上させる。広場には、オープンスペースや植栽、ベンチなどを配置する。