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5月1日 木曜日

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【3Dプリンター】鉄道駅舎にも導入 セレンディクスとJR西日本が提携

 セレンディクスの小間裕康CEO(左)とJR西日本イノベーションズ川本亮社長



 3Dプリンター住宅を展開するセレンディクス(兵庫県西宮市)は、JR西日本グループのJR西日本イノベーションズ(大阪市)と資本業務提携を結んだ。駅舎など鉄道関連施設の建て替えに、3Dプリンターを導入する計画だ。

 JR西日本では、労働力不足問題などにより、駅舎やその他関連施設の設備更新、メンテナンス維持が課題となっている。また、線路に隣接する駅舎などの工事は、列車運行のない夜間に行う必要があるなど施工面での制約がある。

 セレンディクスの3Dプリンター住宅は、24時間以内での施工を実現するなど、施工スピードに強みを持つ。工期短縮により人件費を大幅に抑えることができるため、建設コストの低減が期待できる。

 両社は、更新の必要のある駅舎やその他鉄道関連施設の建て替えに3Dプリンターを導入する。今回の資本業務提携では。JR西日本イノベーションズを引受先とした第三者割当増資も行った。

 セレンディクスは、今回の提携を足がかりに、保有する3Dプリンティング技術を住宅以外の建築物に拡大させたい考え。
 

 3Dプリンター住宅「serendix10」

 

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