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JM(大竹弘孝社長)は、東京都練馬区の光が丘ドームで第7回JM職人甲子園を開いた。JMで働く職人の建物修繕技術やマナー、IT活用などを競うイベントで、今回は初の試みとして「地震災害時の対応」をテーマに実施。全国から選ばれた選手9人が、災害時を想定した課題に対し、日頃培った技術を披露した。開会に当たり、大竹社長(審査委員長)は、現地での観戦者に加え、ウェブ配信で全国の社員が観戦できるイベントの意義を説き、「今回の問題は職人学校の素材として使える内容で、選手の取り組み成果が全国の職人に届く。緊張していると思うが頑張ってほしい」と力を込めた。
17日に開催した今回のイベントは、全国から参集した230人のJM職員や関係者などが観戦した。選手9人はBCPモラルクイズ、修繕、報告の三つの競技に挑んだ。修繕では、会場に設けたトイレ、内装、外装、外構のブースで応急修繕などに当たり、地震対応で必要な品質や丁寧さ、迅速さなどを競った。
審査の結果、準優勝はなく、優勝は同点の安井照希氏(大阪中央サテライト)、小林正樹氏(北陸サービスセンター)の2人が輝き、それぞれに賞金100万円が贈られた。3位は力武秀一氏(JM包括施設管理部)が受賞した。
審査講評で大竹社長は、長く使える応急措置など加点要素を説明した上で「暑い中で、戦略を立て緊張感を持って45分間(修繕)に挑んだ選手たちに改めて拍手を贈ってほしい」と健闘をたたえた。