【東京女子医大】新病棟計画策定に着手/施設整備の条件整理 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【東京女子医大】新病棟計画策定に着手/施設整備の条件整理

現状の東京女子医大の河田町キャンパス

 東京女子医科大学は、「大学病院改革プラン」をまとめ、新病棟の建設に向けた計画を策定する方針を示した。病院施設整備の条件整理に着手する。プランは、医師の働き方改革推進と教育・研究・診療機能の維持の両立に向け、運営、教育・研究、診療、財務・経営の各面で改革を進めるために策定した。

 事業規模の適正化では、2024年度から人員の確保により693床の病床数を増加させる方針を示し、あわせて、新病棟の建築計画を策定するとした。

 同大学の河田町キャンパス(東京都新宿区河田町)では、18年に施設将来計画案を策定しており、新校舎棟1、新校舎棟2、新第2病棟、新本部・講堂棟を2028年度までに完成させる予定だった。20年度には、新校舎棟1である彌生記念教育棟(設計=梓設計、施工=大林組)と新校舎棟2の巴研究教育棟(設計=梓設計、施工=安藤ハザマ)が完成した。

 改革プランでは、計画案で示した、教育・研究・診療の3機能を再構築して女子医大通り南北でキャンパスと病院機能を明確にゾーン分けする方針のうち、研究施設の集約は巴研究教育棟の竣工で「完了した」とした。

 その上で、今後は新病棟完成の早期実現に向けた病院施設整備の条件整理に着手する方針を示した。計画時には、環境問題への貢献を考慮した設備システムの採用を積極的に検討する。

 

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