【次世代エネ対応の新研究棟】東京・東村山市に来秋着工/日機装 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【次世代エネ対応の新研究棟】東京・東村山市に来秋着工/日機装

完成イメージ


 日機装は、東京都東村山市の技術研究所内に新研究棟を建設する。総工費は124億円で、9月に既存施設の解体に着手し、2025年10月の本体着工、27年5月の竣工を目指す。

 施設規模は、地下1階地上3階建て4720㎡で、既存施設(延べ5180㎡)と合わせて、延べ9900㎡規模の施設となる。建設地は野口町2-16-2。

 現在の技術研究所は、国内拠点再編の一環で、23年1月に設立した。もともと生産拠点だった建屋の一部を残して研究開発拠点として利用しているため、業務内容と建屋のミスマッチが発生していた。建屋は竣工から50年以上経過して老朽化していることも課題だった。新研究棟建設に当たっては、既存建築物の解体を少なくして一部を改築する計画とした。

 新研究棟では、実験プロセスをコンピューター上でのシミュレーションに置き換えるCAE(コンピューター支援設計)を活用し、水素、アンモニアなどの次世代エネルギーに対応するポンプや生産自動化、コンポジットなどを研究開発する。大型ポンプやコンポジットの実験・試作が可能な大型実験試作エリア、高度な機能を備えた評価試験エリアなどを設置する。


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