【PM・設計はF&P】福島・郡山中央SICに物流集積パークを開発/プロロジスら | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

公式ブログ

【PM・設計はF&P】福島・郡山中央SICに物流集積パークを開発/プロロジスら

完成イメージ

 プロロジスとフクダ・アンド・パートナーズは、福島県郡山市にある郡山中央スマートIC隣接地に、先進的物流施設集積拠点となる物流拠点集積パークを共同で開発する。12月に1期造成を完了させる。2期造成工事は2025年9月に完成する見通しだ。プロジェクトマネジメントと設計はフクダ・アンド・パートナーズが担当している。

 大槻町中ノ平の敷地約13.8haに、プロロジスがBTS型(特定企業専用)・マルチテナント型の物流施設を複数棟整備する。隣接区画にはフクダ・アンド・パートナーズが物流施設・福島郡山LL(ロジスティクス・ライフライン)タウン棟を開発するとともに、同社の福島郡山未来共創センターを併設する。

 パーク内の各施設と機能を連携する共創センターは、平時と災害時で機能が変わるリバーシブルビルとして計画し、電気の3次バックアップシステムなどを備える。

 災害時は地域避難拠点や広域防災連携拠点となる。6日分の飲料や非常食を備蓄し、避難者に無償で提供する。備蓄型組み立てトイレの在庫保管拠点として入居企業の配送網を活用して被災地に迅速に配送する。

 開発区域内に、災害時はヘリポートとなる防災公園も整備する。入居企業と連携し、救援物資集積拠点として使用するなど、福島県や郡山市と連携した広域防災拠点としての仕組みづくりを進めている。

 各施設にはCO2排出量削減が見込める高炉セメントや電炉鋼材などを使用する。屋上に太陽光パネルと蓄電池を設け、再生可能エネルギーを区域内に循環させる。EV(電気自動車)から建物に給電するV2Xシステムも導入する予定だ。

 次代の物流施設を見据え、山間部でのドローン物流や東北自動車道での自動運転の実証実験、隣接地への水素ステーションの誘致・利活用も目指す。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら