2013年11月、フィリピンに甚大な被害をもたらした台風ヨランダ。この100年に一度と言われる超大型台風からの災害復旧・復興を後押しした日本の取り組みを紹介する、JICA研究所のプロジェクト・ヒストリー『屋根もない、家もない、でも、希望を胸に－フィリピン巨大台風ヨランダからの復興－』の出版を記念したセミナーが21日、東京都新宿区の国際協力機構（JICA）市ヶ谷ビルで開かれる。
　セミナーでは、著者であるJICAの見宮美早地球環境部森林・自然環境グループ課長と、平林淳利国際協力専門員、それに支援に携わったオリエンタルコンサルタンツグローバルの山本敦彦プランニング事業部農業・水資源部次長や元JICAフィリピン事務所長の佐々木隆宏東大特任研究員らをパネリストに、東日本大震災など多くの自然災害に見舞われてきた日本の復興経験と知見を生かした災害復旧・復興支援での新たな国際協力の可能性や、そこで得られた教訓や提言などを話し合う。
　主催はJICA研究所とJICA地球ひろば。開会は午後7時。無料。申し込み・問い合わせは、JICA地球ひろば地球案内デスク・電話0120－767278、電子メール（chikyuhiroba@jica.go.jp）。

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