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【働きかた】「正しい現場作業」には「十分な休息」が必要! 情報共有で無駄を排除

最終更新 | 2017/09/06 15:35

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 「品質や安全でミスを犯さない一番の方法は、仕事をしないこと」。清水建設が東京都港区で施工する高層建築「(仮称)芝5丁目プロジェクト」現場の飯塚実所長はそう強調する。現場で誤解や見落としが生じればすぐに作業を止めて講習を実施し、「正しく作業を進めることが最も効率的な方法になる」と語る。
 徹底した「正しさ」の追求は作業手順だけでなく、休日や休息の取得も含まれている。現場でも休憩所の規模を広げ、十分な休息が取れるように配慮した。「気持ちよく仕事をできる現場であれば、能力を100%発揮して良いものができる。現場の働きやすさによって品質、安全、工程は保たれている」と指摘する。
 休日の確保についても将来的な4週8閉所の実現を目標に掲げ、PCa(プレキャスト)の積極的な運用やユニット化など作業時間の短縮に力を注ぐ。技能者からは給与面などで不安の声もあがる休日の増加だが、「心身ともに健康でなければ人生を楽しめないし、仕事の質も低下する。休みは絶対に必要だ」と主張する。
 こうした「働き方改革」を推進する上で特に重視しているのは「情報共有」の最適化だ。職員に向けては、事務所内のレイアウトを円陣型として話しやすさを重視したほか、水曜日をノー残業デーに設定して作業時間短縮を意識付けている。また、タブレット端末で図面や予定を共有したほか、全職長に無線を支給して現場で必要なコミュニケーションは全体で共有する体制を整えた。

左から飯塚実所長、鯵坂隆司さん、斉藤稔晃さん、石井裕人さん

 鉄筋工の職長を務める鯵坂建創(東京都板橋区)の鯵坂隆司氏は「リアルタイムで情報を共有し、打ち合わせのため作業を途中で止めることがなくなった。他業種の状況を聞いて気を引き締めることもあり、生産性は上がっている」と語る。
 日比谷総合設備の石井裕人氏も「現場のデータを共有することで、事務所に戻り作業をする時間を減らすことができた。定期的な休みが取りやすく、働きやすい現場と感じる」と強調する。
 工法やコミュニケーションの工夫で生産性向上を重ねる現場だが、基本とするのは「やらないこと」だ。朝礼や打ち合わせを極力短縮し、無駄を排していく。業務の引き継ぎといった事務作業も「指示書をつくる手間と時間がかかり、結果的に担当業務も増加してしまう」とし、指示書がなくとも現場が動く計画を事前に立てることが重要になるという。
 内装工事を手掛ける鉱工産業(東京都千代田区)の斉藤稔晃氏は、こうした生産性向上の動きに対し「働き方に工夫を凝らした現場が増えている。時代に合わせて現場も変わっているのだろう」と実感している。少しずつだが着実に現場は変わっている。今回の現場が初めての現場赴任だというある新入社員も「入社する前は建設業は休めないというイメージがあったが、働きやすさを重視する現場もあって安心した」と安堵の表情を見せた。
 飯塚所長がこうした生産性向上・時短の取り組みを重視する背景には、深刻な人手不足に直面する建設業への危機感がある。人手不足に対応するため機械化や省人化を進める企業は多いが、「減少する労働者を補うだけの十分な対策は実現していない」のが実情だ。
 今後の現実的な対応には発注者、元請け、協力会社の理解と協力が不可欠なため、その第一歩として現場の働き方改革を位置付けている。
 大切なのは「受発注者の自覚」だ。「受注段階で適切な工程さえ組めれば、その計画どおりに仕事をするだけだ」と語り、今回の現場での挑戦も特別なことではないという。受発注者が建設業に抱く意識さえ変われば、「働き方改革」は実現できると明言する。
 「発注者と受注者の双方が仕事のスタイルを変えなければ、建設業が衰退し社会基盤が成り立たないところに来ている」と力を込める。

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