複数の大規模開発工事が進む東京タワーの周辺エリアで、新たな解体工事が始まる。日本メイスン財団と森トラストは、東京都港区にある「メソニック39MTビル」の解体に12月中旬から着手する。施工はアサノ大成基礎エンジニアリングで、2027年5月末の完了を目指す。
工事名は「メソニック39MTビル地上解体工事」。解体する建物の規模は、SRC造地下4階地上10階建て延べ約1万7200㎡。高さは44m。
工事場所は、地下鉄神谷町駅から南西へ徒歩約7分に位置する麻布台2-4-5。西側で桜田通り(国道1号)に面している。用途は商業地域で、建ぺい率80%、容積率600%。
隣接地にあったメソニック38MTビル(SRC造地下3階地上12階建て延べ4万4505㎡)とメソニックセンター(SRC造地下3階地上2階建て延べ6099㎡)は、芝公園四丁目再開発事業法人が西武建設などの施工で解体を進めた。跡地には、同法人がデータセンター(S一部RC造地下4階地上6階建て延べ2万7585㎡)を新設する。設計は日建設計が担当。施工者は未定。同跡地には日本メイスン財団も東京メソニックセンタービル(RC一部S造地下2階地上4階建て延べ4312㎡)を新築する。設計はレーモンド設計事務所、施工は安藤ハザマが担当している。













