神奈川県建設業協会(小俣務会長)は9日、神奈川県との共催で、横浜市の県本庁舎前をイベント会場に「かながわ建設フェスタin日本大通り」を開いた。ミニショベルカーによるアトラクションなど多彩なイベントを用意し、日ごろ触れることのない建設産業の仕事に多くの子どもたちが目を輝かせ、ものづくりの魅力を体感した。
開催に先立ち、小俣会長は「県から『日本大通りの休日のにぎわいをつくり出したいので、イベントを開催しないか』との話があり、当協会としては、多くの県民の皆さんに建設業を身近に感じてもらうために、またとない機会として受けることとした」と経緯を振り返った上で、「くれぐれも安全面には十分気を付け、来場する方々に楽しんでもらえるようお願いしたい」とあいさつした。
来賓の桐生秀昭県会議長は「このフェスタが毎年続くことを期待している。早ければ2年後に県立横須賀工業高校に『建設課(仮称)』ができる。ただ、これは生徒が何人集まるかがポイントとなるので、毎年30人程度が入学していけば、今後の建設業界を担っていく人が育っていく」と述べた。
フェスタは、神建協として初開催で、同様のイベントの開催実績のある横須賀市、厚木市らの会員企業が協力し、ショベルカーやホイールローダーなど大型建設機械の展示、高所作業車への体験乗車、ミニショベルによるクレーンゲームやスーパーボールすくいといったアトラクションなどを行った。神奈川県電業協会(山口宏会長)も親子延長コードづくり体験を催すなど協賛・協力団体もさまざまなイベントを用意した。